
- スライディングしたことないけどお尻痛そう。ってか絶対痛いでしょ。
- スライディングするとお尻だけじゃなく、膝もお尻の骨も痛む
- 走るスピードをスライディングに活かせてる気がしない
- スライディングで絶対に減速するんだけど?
スライディングができなくても野球はできますが、ギリギリのプレーでセーフになれなかったり、「体が勝手に反応した」プレーで受身が取れず怪我をしてしまいます。
実際、高校の先輩は骨折していました。。。
また自分に悪意がなくても、スライディングの仕方が悪いと守備側の選手に怪我をさせてしまうこともありますね。
「不要な怪我をしない、させない」
ために、今回は完全初心者からできるスライディングの恐怖克服方法、コツと練習メニューを、お届けします。
実は筆者も小学生のときスライディングできませんでした(運動神経悪い系男子)
筆者が中学生になって「さすがにできないとヤバい」と思い、チームメイトに秘密でやってた練習方法も教えちゃいますよ。
この記事を読むと
- なぜスライディングが怖いのかがわかる
- 痛くない&素早いスライディングのコツがわかる
- レベル毎に最適な練習方法がわかる
ようになりますよ!
ポイントを押さえて練習し、痛みと怖さから解放されましょう!
目次
「スライディングが怖い」原因あるある
スライディングに慣れていない人、特に野球初心者にとって、なぜスライディングは「怖い」のでしょう?
実際に大怪我をした訳ではないのに、、
あなたも”主な原因2つ”のどちらかに当てはまるのではないでしょうか。
見た感じ痛そう
1つ目の原因はこちら、「見るからに痛そう」と思っちゃいませんか?
確かに
全速力で走り、一瞬飛んでいるように見えて、しかもスネと太もも・お尻が地面にすれてものすごい音がしますからね。
あんな仰々しい音がしたら誰だって「大丈夫?」と思いますよね。
やったことないから失敗しそう
もう一つの原因が「見ただけじゃやり方がわからないから、自分には無理そう」と感じるからでしょう。
実際、スライディングは一瞬で
- 足で地面を蹴って勢いをつける
- 片方の脚を折り曲げる
- もう片方の脚を伸ばす
という動作をします。
さらに折り曲げた足のスパイクの歯がお尻に当たらないか心配になりますよね。
動作の複雑さから「難しいし、失敗する未来しか見えない」状態に陥ってしまう人も多いでしょう。
スライディングのコツ3選
どうしても「怖い」イメージを抱きがちなスライディングですが、コツさえ掴めば痛みもなく、素早くできるようになります。
ケツの骨を痛めていた小学生時代から一転、中学時代以降は痛みも何もなかったです。
上手な人は
- スネから滑って
- 足を曲げて4の字(左足を曲げるなら逆4の字)にして
- 上体を上げない
この3点を守っていますよ。
詳しく解説していきます。
【痛いのはお尻から滑るから】スネから滑ろう

スライディングで「痛い」という人は、だいたいお尻が痛いのではないでしょうか?
お尻から着地しているから、お尻に1番圧力がかかり、強く地面と擦れるのです。
特にお尻の骨から着地すると、鈍い痛みがずっと続いて日常生活でも気になりますよね。
しかしスネから滑ると痛みがなくなります。
- スネは地面に近く高さがないからお尻より圧力がかかりにくい
- スネの骨は地面と平行になって滑るため、痛い方向に力がかからない
このように、お尻で滑るより痛みが小さくなりますね。
さらにお尻から滑るときより接地面積が小さいため、走った勢いを殺さずに前方向に進めますよ。
脚を曲げて4の字(左足を曲げるときは逆4の字)
スライディングに慣れていない人には、「スパイクの歯がケツに刺さる」なんてことも起こります。
小学生時代に刺さって恐怖が芽生えました
そんなあなたは、足を曲げすぎな傾向があります。
お尻に足の裏がつくくらい曲げるということは、だいぶ角度がついていますよね。
そこまでしなくても滑ることはできるので
脚はちょっと曲げる感覚で
脚で4の字(右脚を曲げる場合)を作るつもりで姿勢を取りましょう。
上体を上げない
もう1つ、スライディングに慣れていない人がやりがちなのが、「怖いから勢いを殺すため上体を起こす」動作です。
確かに進行方向に対して垂直に力がかかるため、スライディングの勢いは弱くなりますが、”お尻からドスン”と着地することにつながります。
なので理想は
スライディングした後は寝そべる
くらいのつもりでいましょう!
野球歴0ヶ月でもできる!ステップ別スライディング練習法
コツがわかったところで、確実に身につけるための練習に取り組みましょう。
「野球をするのは初めて」な方から、「野球してるけどスライディングだけは苦手」な方まで、レベル別に練習方法をお伝えしますよ。
完全初心者はコレ”片手地面つけ”
「全くスライディングとかしたことない」あなたは、まずスライディングの姿勢に慣れましょう。
先ほどもお伝えしたように、スライディングは形が大事です。
最初から痛くない形を覚えると恐怖を感じずにスライディングできるようになりますよ。
やり方
- 曲げやすい脚の方の手を地面につける
- 手を地面につけたまま、弧を描くように滑る
- 何回か滑って一周する
筆者もこの練習から始めました!おかげで「スネで滑る」「上体を起こさない」感覚が養われましたよ。
家で滑ってみる
一軒家や防音がしっかりしているお家に住んでいるなら、家で滑ってみましょう。
と言っても、思いっきり走ってスライディングせず、1、2歩ほど歩いて手を地面につき、滑りましょう。
特にフローリングなら、靴下を履くと滑りやすいですよ。
フローリングの硬さが怖い場合は、ストレッチ用のマットを使ってもいいですね。
芝生・グランドでブルーシート
筆者が1番やったのがこちら、屋外の柔らかい場所でのスライディングです。
特に練習中に雨が降るとブルーシートを使って雨からバッグやベース周りを守りますよね。
「雨でユニフォームも濡れたし、自分でユニフォーム洗うから良いか」と思ってスライディングしたものです。
ブルーシートだけでも滑りやすいですが、雨があるとより摩擦が小さくなるため滑りやすいですよ!
※1,000円以下だと薄くてすぐ破けるものが多いため、1,000円台のものをおすすめします。
野球チームを運営するなら絶対持っておきたい道具ですよね!
最高のお手本!プロのスライディング
プロ野球選手になったくらいの人たちなら、スライディングも上手いに決まってますよね。
- 痛くない
- でもスピードが速い
お手本のようなスライディングを見て真似しましょう!
まとめ
今「スライディングが怖い」と思っていても、コツさえ掴めば痛みもなく簡単にできますよ。
- 怖さの原因は「痛そう」という先入観と失敗するイメージ
- コツ①スネから滑る
- コツ②脚を曲げて4の字にする
- コツ③上体を起こさない
- 全くスライディングしたことない人は、”片手地面つけ”から始めよう
- お家でやるもよし、ブルーシートを使うもよし
スライディングを身につけたら走塁だけでなく、守備範囲も広がります。
そう、スライディングキャッチができるようになるのです。
「意外と教わらない、だからできない」スライディングキャッチのコツと怪我しないポイント、練習方法をまとめた記事はこちら