【股関節うねうね】センスがなくてもスナップスローを習得!やり方とコツ解説

  • ショートとかセカンドのゲッツーのスローイングって格好いいよね
  • 高校生なのにスナップスローができないよ泣
  • 力んでるって言われるけど、どう直していいか分からない

スナップスローについて感じることあるあるですよね。

プロの選手を見ていると、軽くスローしているのにいいボールを投げれるのはとても羨ましいし格好いいです。

しかし、意外にもスナップスローは小学生でもできる技です。

というか、できないと肘に重い負担をかけてしまうばかりか、投球動作以外にも悪い影響を及ぼします。

ピッチングもバッティングも”センスがない”まま野球人生を終わってしまいかねません。

そんなスナップスローについて、小学校(軟式)〜高校(硬式)まで9年間野球を続け、卒業後も草野球を続けている筆者がスナップスローについて解説します。

本記事では、スナップスローの正体とコツ、上達への道筋と近道を公開しますよ。

記事を読み進めると

  • スナップスローに必要な体の連動がわかる
  • 力の入れ所がわかる
  • 野球センスが上がる

ようになります。

スナップスローを習得し、軽く放ってもノビのあるボールがいくコツをつかみ、バッティングも含めた野球のレベルを1段アップさせましょう。

こんな人向け
  • 送球の力加減がわからない内外野手
  • コンマ1秒を削ってアウトを増やしたい内野手
  • ゲッツーなど近距離のプレーで相手が捕りやすいように投げたいセカンド・ショート

スナップスローが難しい原因

”スナップスロー”と聞くと手首のみを使って投げることだと想像する方もいますが、手首だけでは強いボールを投げられません。

というか、手首だけ使っていたらリリースの感覚がズレて普通の送球にも悪影響を及ぼします。

名前が独り歩きして動きと合ってないのね

そう、「スナップスロー」の名前のイメージだけで動いてみるから、うまくいかず「難しい」と感じてしまうのです。

プロの選手を見ると、軽く腕だけ・手首だけ振って投げているように見えますが、実は全身を連動させているのです。

もっと詳しく、どう投げたらスナップスローなの?

というと

股関節→肩甲骨→肩→肘→腕→指

と連動して投げることをスナップスローと呼びます。

くれぐれも字面を真に受けて”手首だけ”使うのはやめましょう!

スナップスローのイメージはこちら⤵︎

できないとヤバい&できたときのメリット

スナップスローをするための連動を解説しましたが、逆にうまく連動させられない体の動かし方をしていると体に悪い影響を及ぼします。

股関節から肩甲骨、肩、・・・と続く動作は他にもありますよね。

そう、スローイングとバッティングです。

特にスローイングの動作において、ずっと力を入れていると腕を加速しきれず、”腕の力”だけで投げなくてはいけません。

そんなことしたら、肩と肘に負担がくることは容易に想像できますよね。

また、バッティングでも力を抜く部分と力を入れる部分が分かれているため、スナップスローができないとガチガチのフォームになってしまいます。

その反面、スナップスローができると

  • 速く、遠くに投げる体の使い方がわかる
  • スイングスピードを上げ、強くインパクトする力の入れ方がわかる

ようになりますよ。

【絶対習得】やり方・コツ

”スナップスローは全身を連動させて行う”と解説しましたが、実際に体を動かすときに

「股関節を動かして、次は肩甲骨を寄せて、その次は、、、」

なんて考えてる暇はありません。

逆に脱力できないため、スナップスローとは言えません。

実際にスナップスローをするときのコツ、ポイントは

  • 股関節を回して
  • ライブでタオルを振るように腕を回す

ことです。

うねうね股関節

”股関節を回す”と言っても「どの方向に、具体的に」イメージがつかない人が多いのではないでしょうか。

具体的にいうと(右投げの場合)

反時計回りにフラフープを回す

イメージで股関節を動かしましょう。

他にも、水中でうねっている海藻やフラダンスを想像すると良いでしょう。

股関節の動きをマスターする近道はこちら

ライブのように!腕はタオル回し

股関節を動かして勢いをつけたら、腕を回しましょう。

実際は肩甲骨や肩が連動してくるのですが、意識すると動きが硬くなるため腕だけに集中しましょう。

腕を回すときのコツは

音楽フェスでタオルを回す

ように動かすことです。

頭の横で手を回すと、うまく脱力できますよ。

【リリースの感覚】人差し指と〇〇指

股関節と腕の動きができてしまえば9割OKですが、「どこを使ってリリースすれば良いんだ?」と繊細に気になってしまう方もいるでしょう。

そんなあなたは、”人差し指と薬指の付け根から投げる”意識を持つと良いでしょう。

指先で切る感覚だと、ちょっと力の入れどころがズレただけで狙った場所に投げられないため、

人差し指と薬指の付け根→第二・第一関節→指先

とラインを作り投げるのです。

守備の名手井端氏がリリースのコツを教えていましたよ。⤵︎

応用:横や下から投げるときはどんな感覚?

スナップスローは”親指の付け根から投げる”と紹介しましたが、

  • セカンドやショートのゲッツー
  • 前方の緩いゴロ

の場合は常に上から投げていられないですよね。

上手い高校生やプロの選手を見ると、横や下から投げていると思います。

上から投げるときと同じように付け根→第二・第一関節→指先だと引っかからない?

そんな疑問があがるでしょう。

答えは、横や下から投げるときは

親指の付け根から、人差し指を滑らせてリリース

する感覚を持つと良いですよ。

腕や指の軌道を考慮すると、まっすぐ投げやすいのでオススメです。

習得への近道?股関節エクササイズ

スナップスローのコツで股関節の動きが大事と言いましたが、股関節の動きを改善するには何をしたら良いのでしょうか?

そんな疑問を抱くあなたに、

  • 股関節を使うために骨盤を立てる
  • フラフープの要領で股関節を動かす

練習を解説している動画があったので、ご紹介します。

骨盤を立てる練習

ただうねうね動くだけだと、「体の中心でクルッと回って投げる」ことができないため、

骨盤を立てて体幹を固定し、回転する必要があります。

小さい動きで勢いのあるボールを投げるため、絶対に抑えたいポイントです。

フラフープの動きの練習

8:31〜観てください(そのように設定してあります)

スナップスローで使うのは左右の動きなので、そこから参考にしましょう。

ここでのポイントも、頭は体の中心で固定する(体の中心で動く)ことなので、意識して動いてみましょう。

超効果的練習方法

「できるだけ最短で」「1日でも早く習得したい」人向けに、オススメの練習方法2つを紹介します。

1、2、3でリリース

先ほど紹介したミノルマン氏の動画で紹介されていた練習です。

3:00〜解説しています。

やり方

  • 足は肩幅に開き、体の正面を投げる方に向ける
  • 海中のわかめ(フラダンス)のように股関節を動かし、腕も連動させる
  • 動きながら1、2、3カウントし、3で投げる

この練習をすると、力の入れどころ、抜きどころがわかるようになります。

いろんな刺激5選

スナップスローにおける基本的な股関節の動きがわかったら、いろんな刺激を入れて”自分の感覚を確かなもの”にしましょう。

  • 1:33〜:肘を張って横に投げる
    大きく腕を開かず、小さい動作で投げる練習
  • 2:57〜:下のボールのスナップスロー
    股関節の動きで肘先をしならせる練習
  • 5:00〜:股の下から投げる
    肘を回して手首を返す練習
  • 5:50〜:背中から投げる
    肘から動かして手首を返す
  • 6:11〜:セカンドの切り返し
    セカンドには必須のプレー

となっています。

ランニングスロー・ジャンピングスローへの応用

スナップスローができるようになるとピッチングとバッティング両方に良い影響があると伝えましたが、守備のレパートリーも増えます。

そう、ランニングスローとジャンピングスローにつながるのです。

ランニングスローとは、ボテボテの高いバウンドのゴロが来て、相手が俊足であるため悠長にステップを踏んでいられない場面で使います。

前方のボテボテをアウトにできる!ランニングスローのコツと練習方法はこちら

またジャンピグスローは、逆シングルで捕って体勢を立て直すのが難しい場面で有効なスローイングです。

まるでメジャーリーガー!アクロバティックな守備をしたいならジャンピングスロー!

ランニングスローとジャンピングスローの基本はスナップスローであるため、特にセカンド、ショート、サードの選手は覚えておきましょう。

スナップスローを使う場面

スナップスローを使う場面をポジション毎に紹介します。

  • セカンド:(自分から見て)正面から左のゴロを捕りセカンド送球
  • ショート:(自分から見て)正面から右のゴロを捕りセカンド送球
  • サード:(自分から見て)左側の打球を捕りファースト又はセカンド送球

内野を守っていると「よくある」場面で多く使うので、できるようになって損はないのではないでしょうか。

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まとめ

スナップスローで知っておくべきことは以下のとおりです。

スナップスローを習得して、1段階上のステージにいきましょう!

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