【捕球の基本】うまく捕りたい人必見 キャッチボールからダイビングまで

  • キャッチボールは好きだけど捕るのは苦手だな
  • 投げてもらったボールは捕れるけど、ゴロがイマイチだな
  • トンネルが怖くて自信を持ってプレーできないよ、、、

野球を始めたばかりの人に限らず、プレーヤーなら誰しも捕球で悩みますよね。

どれだけ野球のレベルが上がり、わかっているつもりでも見直したいのが基本。

ボールに対する間の取り方や、腕の使い方、捕球の位置などの基本を抑えていないと、いざ打球を捕るとき、適切に動けずミスしてしまいます。

そんな捕球の悩みを抱えるあなたに、小学(軟式)〜高校(硬式)まで野球を続け、現在も草野球をしている私:ダーコンが捕球の基礎をお教えします。

内外野両方経験してきたのである程度信用できると思います。

本記事では、キャッチボールにおける基本の捕り方からゴロ・フライ捕球、ダイビングキャッチなどよりレベルアップしたい方向けの内容もご紹介します。

今回お教えする内容を実践していただくと

  • どんなレベルでも意識したい超基礎がわかる
  • 実際のゴロ・フライ捕球にも活かせる
  • 自分に足りない捕球の技術がわかる

ようになります。

これから紹介する内容を練習し、鉄壁の守備を身につけて、チームの中心になりましょう!

基本の捕球(キャッチボール)

野球を始めたばかりの人はまず、相手が投げたボールを捕れるようになりましょう。

「キャッチボールには野球の全てが詰まっている」
「キャッチボールが上手くなると全ての動作が上手くなる」

と言われるくらい大事な動作です。

キャッチボールで相手のボールを捕球するためには

  1. グラブは左肩の前にかまえる(右投げの場合)
  2. グラブのポケットを相手に見せる
  3. 膝は曲げる

以上3点を意識してボールが来るのにかまえましょう。

相手が投げたボールは自分が捕りやすい位置に来るとは限らないため、位置ごとに適切なグローブの使い方をしましょう。

その際仮面ライダーの変身モーションのように腕を使うと上手く捕れますよ。

0:57〜ボールが飛んできた位置ごとの捕球を解説しています。

またボールが自分から遠い場所に飛んできたら、捕りやすい位置まで足を動かしましょう。

キャッチボールでもっと上手く捕りたい人はこちら

ゴロ捕球の基本(内野)

キャッチボールで捕れるようになったら、次はゴロ捕球の練習をしましょう。

ゴロ捕球は

  • 打球に入る
  • グローブを出す
  • ステップ

の3つに分けて考えると上手くなりやすいですよ。

打球に入る

ゴロが飛んできたら距離感をつかんで捕球しやすくするため”打球に入り”ましょう。

打球に入る際のポイントは

打球に対して右側から弧を描いて正面に足を運ぶ(右投げの場合)

ことです。

真正面から見ると距離感がつかめず「打球が怖い」原因になるため、ズラして見る意識を持ちましょう。

グローブを出す

捕りやすい位置に入ったらグローブで捕球します。

グローブを使うときは

  • 太ももが地面と水平になるくらい股関節と膝を曲げる
  • ボールを下から見る
  • 左足のつま先を浮かせてボールとの間を作る
  • 顔の下か少し左側で捕る
  • グローブの外側ではなく先っぽを地面につけるよう使う
  • 落ちるバウンドかショートバウンドで捕る

ことを意識しましょう。

ステップ

ボールを捕ったら投げる方にステップしましょう。

ステップする際は

右足の内側を投げる方に向け、左足の前に出す

ことが重要です。

打球が速くても確実に捕れるゴロ捕球はこちら

ショートバウンド捕球をマスターしよう

捕球の基本形ができたら、捕球の確実性を上げるためにショートバウンドでの捕球を身につけましょう。

「どんなにうまい人も、エラーが起きにくいショートバウンドか落ちるバウンドで捕球する」と言われるように、上のレベルに行くために必要な技術です。

ショートバウンド捕球のコツは

  • 目線もグローブも下から上(右投げ野手の場合、ボールを4分割したうちの右下を見る)
  • グローブを打球のラインに入れる
  • グローブを振らず、置くだけ

となっています。

超速い打球がきたら(ファースト、サード)

ファーストやサードを守っていると、超速い打球が飛んでくることもありますが、その際はステップする間もないくらいですよね。

超速い打球が来そうなときに意識したいことは、グローブを膝下に構えておくこと。

グローブを膝下に構えておくと

  • 低いバウンドでもグローブが地面についているからトンネルしにくい
  • 急に跳ねてもグローブを下から出せるから対応できる

ようになっています。

速い打球が苦手な方はぜひ意識してみましょう!

速い打球でもエラーしないコツを解説しています。

逆シングル捕球

オープンハンドのゴロ捕球ができたら、逆シングルにも挑戦しましょう。

逆シングルができるとセカンドなら二遊間、ショートなら三遊間の打球を余裕を持ってアウトにできますよ。

逆シングルの基本姿勢は⤵︎こんな感じです。

https://www.youtube.com/watch?v=R9lmKldMobc

目線のブレを防ぐため、ボールを追った勢いのまま顔を下げず、背筋を伸ばして高さをキープすることが重要です。

その他逆シングルで確実に捕球するためのコツは

  • ボールを捕れそうなところで左足を浮かせ、バウンドとの間を取る
  • グローブは肘を支点に下から上、前後に動かす
  • 打球のラインにグローブを入れる
  • 体の正面(左足の斜め前)で捕る

ことです。

逆シングルのコツを知りたい人はこちら⤵︎

逆シングルの基本、上手くなる練習方法を知りたい人はこちら

フライ捕球

野球のルール上、打球をノーバウンドで捕れば送球せずともアウトが取れるため、フライの捕球は重要技術です。

守備側からすると”オイシイ”アウトですので、確実に捕りましょう。

フライ捕球の基本のキは打球のラインから予測をつけ落下点に入ることです。

正確に予測をつけるためにたくさん打球を見ましょう。

捕球するときは

  • 目を離さない
  • 膝を曲げる
  • 半身で捕る
  • 顔の斜め45度上で捕る

ようにしましょう。

フライ捕球の基礎を固めたい人はこちら

ポロポロしなくなるフライの練習方法はこちら

外野ゴロ捕球

基本的なゴロ捕球ができて、外野を守ることになったら外野手のゴロ捕球を身につけましょう。

外野は基本的なゴロ捕球と違い、捕ってから長い距離を正確に投げる必要があるため、しっかり投げられる捕り方を覚えることが大事です。

かまえ・スタート

外野手は長い距離を走る必要があるため、内野手より走りやすい姿勢でいましょう。

スタートが切りやすく走りやすいかまえは

  • バッターに対して半身(右足か左足どちらかを前に)
  • 膝は軽く曲げる程度
  • すぐ走れるようカカトは浮かせる

また内野手はある程度打球を予想(勘で)追いますが、外野手が予想を外すとトンデモナイ方向に走り長打確定になります。

”トンデモナイ”ミスを避けるためにも、インパクトと打球の飛び方で様子見してから確実にスタートを切りましょう。

走る(追う)

野手の間を抜かれて長打になることを避けるため、外野手はとにかく速く打球を追いましょう。

しかし単純にガンガンダッシュしていたら目線がブレて捕球ミスにもつながります。

そんなジレンマを解消するコツは

途中まで大股で走り、打球に近づくにつれ小股になる

ことです。

打球を捕る

打球に追いついても、トンネルしたら全てが台無しになります。

トンネルせず確実に捕球する方法は

  • 打球のラインに入って直線で走る
  • 勢いは100(走る)70(打球に近づく)80(捕球から送球)
  • 右足を前にして捕る

ことです。

また捕球したそのままの勢いで走ると、投げる準備ができず強い送球はできません。

レーザービームを生み出すため、捕った後は真上にジャンプして投げる体勢を整えましょう。

確実に捕れて強く正確に送球できるゴロ捕球はこちら

外野フライ

ピッチャーが「うわ、やられた。。。」と思っても捕ってくれたら嬉しいのが外野フライです。

ある程度フライかヒットかの予想はつきますが、毎回ビクビクします

頑張っているピッチャーのため、アウトにできるフライを増やしましょう。

スタート判断

外野はバッターから距離が離れているため、自分の後ろに飛ぶか前に落ちるかの判断が難しいポジションです。

まだ慣れないうちは、フライが上がったら帽子のツバを基準にスタートを切ると良いでしょう。

  • 打球が帽子のツバより上に飛んだら後ろにスタート
  • 打球が帽子のツバより下に飛んだら前にスタート

のように基準を決めるとスタートが切りやすいですよ。

たくさん打球を受けていくうちに自分オリジナルの目安を持てるとなお良いですね。

追いかける

ゴロのときと同じく、フライを追うときも

最初大股、打球に近づくにつれ小股で

走りましょう。

特にフライは”目線がブレるとグローブにかすりもしない”、なんてことになるのでゴロ捕球より小股になると良いですよ。

捕球体勢

打球の落下点に入ったら捕球しましょう。

捕球のコツは

  • 半身(はんみ)の状態で
  • グローブは縦か横にして、顔の斜め45度上
  • 右手は肩の近くまで上げ、投げる準備をする

ことです。

ダイビングキャッチ

「あと一歩で追いつけそう」な打球を捕る際に有効なのがダイビングキャッチですが、ただやみくもに飛んでも後ろにそらすだけです。

ダイブして確率高く捕球するコツは

  • 目線は低く
  • グローブ側の腕を伸ばしすぎない
  • 空中で捕球する

ことです。

またダイビングキャッチは怪我と隣り合わせであり、元ヤンキースの松井秀喜氏も手首に4ヶ月の怪我を負いました。

怪我をせず飛ぶためには

  • 着地は手→胸
  • グローブの外側を地面につける

ことを意識しましょう。

怪我なく確実に捕れるダイビングキャッチはこちら

【ダイビングキャッチより安全】スライディングキャッチ

ダイビングキャッチは球際のプレーで使われますが、怪我をする確率も高い危険なプレーです。

あのイチロー氏も「ダイビングキャッチは怪我をする確率が高いから、自分はスライディングキャッチをする」と言うほどですからね。

そこで、同じ球際のプレーでもより安全なスライディングキャッチもできると、とっさの場面で最適なプレーを選択することができますよ。

スライディングキャッチのコツは

  • スネからスライディング
  • 上体を曲げた脚の方に倒す
  • 胸の前で捕る(右足を曲げるなら自分の右側、左足を曲げるなら自分の左側)
  • グローブの先っぽをボールの下に滑らせる

です。

スライディングキャッチのコツはコチラ

まとめ

野球における捕球について、次のことを意識しましょう。

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