- 当て捕りしたいけど、いつも打球を弾いてばかり
- とってから送球まで、0.1秒でも速くしたい
- 俊足のバッターが俺を狙い撃ちしてくるんだけど、舐められてんのか?
- メジャーのリンドーアみたいに速く握り替えたい!
内野手、特にセカンドならできておきたい当て捕りですが、練習もせず試合で急にできるものではありません。
ぶっつけ本番でやっても、ボールを弾いてエラーするだけですよ。
一方、いくら練習しても弾いてばかりの人も一定数いますよね?
「自分ができない原因を知りたいけど、自分ではよくわかっていない」というのが、できない人の本音でしょう。
そこで今回は、当て捕りができない人の原因あるあるとエラーの傾向、できるようになるおすすめ練習方法を紹介します。
高校時代に内野にコンバートされてはや5年。今年も内野を守る筆者がお伝えします。
本記事を読むと
- 自分が当て捕りできない原因がわかる
- 「できない」悩みがなくなる、練習・解決方法がわかる
- お手本にしたい選手もわかる
当て捕りを習得して、いざという場面でチームを救いましょう!
目次
【細かい】当て捕りできない原因3選
当て捕りできない人はだいたい
- ボールを弾く
- ボールを掴んでしまう
のどちらかに分類されますが、同じ症状でも原因が違ったりします。
原因をしっかり突きとめて、「できない」から「できる」ようになりましょう!
弾く原因①グローブの角度が悪くボールと衝突する
捕球するときに打球に対してグローブを出しますが、入射角と反射角を意識していますか?
光の反射と同じく打球も、ボールがグローブの面に当たった角度と同じだけ角度をつけて跳ねてきます。
まだ当て捕りの練習を始めて間もない人は、ボールのバウンドに合わせてグローブの角度を調整する感覚が掴めていないんじゃないですか?
「いまいち感覚が掴めない」
という人は、薬指の付け根あたりで捕球するよう意識してみましょう。
グローブの浅いところで捕球でき、右手がボールを掴みやすい位置ですよ。
弾く原因②グローブを打球にぶつけすぎて衝突する
「捕球時はとにかくグローブを立てよう」
と意識する人にありがちな原因です。
確かに私たちが野球を教わった小さい頃は、「グローブは立てて使おう」と言われました。
しかしグローブを立てようとするあまり、打球に対して手首をぶつける感覚を持っている人も多いのではないでしょうか?
グローブをぶつける感覚だと、打球が跳ねすぎてグローブに当たった後右手に収まってくれません。
「捕球時に気持ち引いとく」くらいがちょうどいいでしょう。
掴む原因①グローブを掴み捕りの型にしている
「打球をついつい掴んでしまう」
方は単純に慣れていないか、当て捕りに適したグローブを使用していない場合があります。
特に最近は軟式も硬式も打球スピードが速くなり、掴み捕りタイプのグローブが普及しており、当て捕りに適した浅いグローブは少ないです。
しかし久保田スラッガーをはじめ、当て捕りに適した型も探せばあるので、”相棒”選びから始めてもいいかもしれませんね。
【相棒はいかが?】当て捕りに最適!久保田スラッガーのおすすめ3選はこちら!
【もう弾かない・こぼさない】厳選当て捕り練習方法2つ!
これまで紹介してきた当て捕りできない3つの原因を潰すため、2種類の練習をしましょう。
どちらも意識の置き方次第で「グローブの角度が悪い」「グローブを打球にぶつけすぎる」の両方を克服できますよ。
【耳の横で握りかえは❌】体の前で握り替え
グローブの角度とぶつけすぎない感覚を強制的に身につけるための練習です。
やり方
- 2人1組でボールをトスまたは投げてもらう
- グローブで捕ったら体の正面で握り替える
- 1人の場合は壁当て、跳ね返ったボールを捕球してから体の正面で握り替える
実際、体の前で握り替えようとするとポケットではなく、ポケットよりボール1個分浅いところで捕ることになります。
そのくらい浅いところでボールを捕らないと、握り替えの途中で体が手を追い越してしまいますからね。
また人からボールを投げてもらうことで、捕球位置にバラツキができるため、いろんな打球に対応する基礎も出来上がりますよ。
板グラブで膝立ち【アメリカじゃ当たり前】
野球の本場であるアメリカでは、小さい頃から取り組むメニューであり、日本では5年前から本格的に認知され始めました。
ボールを前に落とす感覚を掴めるため、特に「グローブをぶつける感覚がある」人にオススメですよ。
使い方
- 普段使うグローブの代わりに板グラブを使う
- 2人1組で捕球側と投げる側に分かれる
- 捕球側は膝立ちし、投げる側がショートバウンドで投げたボールを板グラブに当て、握り替え
- 10球や20球繰り返す
また、緩い打球でノックを受けるとより実践的な練習になります。
打球の角度によってグローブの角度も変える必要があるため、入射角と反射角を意識しましょう。
お手本にしたい!プロ&メジャーの当て捕り
西武ライオンズ:源田選手
「源田たまらん」な守備で有名であり、捕ってからの速さも素晴らしいです。
捕球の位置も浅く、右手もグローブの隣に添えているので高速で握り替えることができています。
普段は板グラブなどの道具を使わないのですが、この動画では使っていますね。
名手もたまには自分の感覚を確かめたくなるのでしょう。
源田選手も使う、当て捕り習得に最適な板グラブはこちら
ニューヨークメッツ:リンドーア選手
「なめらかな」という表現がぴったりな守備をするメジャーリーガーで、「メジャー 当て捕り」で検索すると1番上にいる選手です。
握り替えが速すぎて見えないですね。
ラテン系の選手は小さいときから当て捕りを練習しているため、体に染み付いているのだとか。
まとめ
当て捕りができない原因3つと練習方法2つを試してみましょう。