初心者からできる!キャッチャーの基礎6選 かまえから捕球送球フィールディングまで

  • ソフトバンク甲斐やヤクルト中村みたく、打てて守れる捕手になりたい
  • キャッチャーを始めたばかりだけど捕球も送球もフィールディングもレベルアップしたい
  • キャッチャーフライの捕り方がいまいち分からない

キャッチャーに挑戦すると、↑こんなことを思うのではないでしょうか。

捕手を始めたあなたでも、既に経験している人でも、基礎はとても重要です。

自分の感覚だけでプレーしているといずれ成長が止まるだけでなく、実は味方ピッチャーも嫌がっているかもしれません。

本記事では、キャッチャーとしてレギュラーをつかみたいあなたに、基礎的なかまえから捕球、スローイング、ゴロ・フライの処理、カバーリングまで幅広く解説します。

小学(軟式)〜高校(硬式)、社会人になった今でも草野球を続ける筆者がお送りします。

記事の内容を実践すると

  • 速いボールでも怖がらず捕れる
  • 強く正確なスローイングのコツがわかる
  • 打球処理、カバーリングも覚えられる

ようになりますよ。

基礎を固めて、勝てるキャッチャーになりましょう!

キャッチャーというポジション

キャッチャーがいる場所は、ホームベースよりも後ろ、ファウル側です。

ポジションの特徴は

  • バッターに1番近い
  • 守備陣の中で一人だけみんなと違う方を向いている

ことです。

また、”防具をつけて守備をする”という点も他のポジションとは違いますね。

かまえを制するものは全てを制す

”キャッチャーの役割”と言われると”ピッチャーのボールを捕ること”だと思いますが、実は他にもたくさんの仕事があります。

ピッチャーにサインを出す、送球をする、カバーリングに走る、、、

他にも、ゴロとフライの処理も必要です。

以上の理由から、”かまえ”ができていないと、動きの多さに対応できませんよ。

しっかり動けるようになるため、”かまえ”の基本を教えちゃいます。

  • 足は肩幅より広く開く
  • 膝を曲げてしゃがむ
  • 左足のつま先、かかと、右のつま先の3点でバランスをとる

ことを意識しましょう。

特にランナーがいるときは送球する場面が出てくるので、左足を右足より半足分前に出しましょう。

ミット

ピッチャーが投げやすく感じるために、ミットは重要です。

”的”となる、捕球面をピッチャーに見せましょう。

また、ピッチャーからミット(的)が大きく見えるよう、人差し指は1時か2時の方向に向けましょう。

捕球に備え、左肘を曲げておくことも大事ですよ。

足とミットはこんな感じで使います

加えて、右手の位置は右脚の横にするといいでしょう。

捕る

ピッチャーが投げたボールを捕るうえで大事なのは、捕った位置で止めることです。

審判が判定するときに動かすと、ストライクゾーンのボールでもストライクと取ってくれません

捕った位置で止めるためには、左肘を曲げておくことが大事です。

ボールに勢いがあっても吸収できるクッションになります。

※上級者になると”フレーミング”という技術も必要になってきますが、初心者の段階では捕った位置で止めることを優先しましょう。

ワンバウンドがきたらブロッキング(ストッピング)

もしもボールが手前でバウンドしたら、ミットだけで捕りにいかず、体で止めましょう。

後ろにそらすとボールをとりにいくため時間がかかり、ピッチングのリズムを崩してしまいます。

またランナーがいるときは進塁を許すことにもなるので、いいことがありません。

体全部を使ってバウンドしたボールを前に落とすために、防具の膝部分を滑らせて正面に入りましょう。

前傾姿勢で正面に入れたら、ボールは前に転がります。

3:58〜解説しています

より詳しいポイント、練習方法を知りたい人はこちら

送球(盗塁阻止)

ランナーが盗塁したときは、スローイングで刺しましょう。

素早く強いボールを投げるコツは

  • 右手は右足首の近くで構える
  • 捕球する瞬間に左膝に体重を乗せる
  • 体の近くで捕球
  • ステップする右足は捕球姿勢の真ん中に持ってくる
  • 捕球した位置でミットを体側に返し、ミットの下に右手を持ってくる

ことです。

動作解説から練習方法まで紹介しています。

【遠投がしょぼくても】盗塁を刺せるスローイングのポイントと練習方法はこちら

ゴロの処理

キャッチャーもゴロをとって投げる場面がありますが、内野手や外野手とは違います。

なぜならキャッチャーが捕るべきゴロは、他の野手が処理するゴロと進む方向が逆だからです。

なので捕り方は

  • ミットでボールの進行方向をふさぐ
  • 右手で逆側からボールを包み込む

となります。

自分から逃げていくからといってボールの後ろからつかみにいくと、お手玉する原因になるので注意しましょう。

フライの処理

ゴロに続いて、フライの処理も他の野手と違います。

内・外野手はフェアグランド内に飛んでくるフライを捕ります。

対して、キャッチャーはファウルグランドに飛んでいくフライを捕るので、こちらも回転の違いに注意が必要です。

捕り方は

  • フライが飛んだらフェアグランド(内・外野手がいる方)に背を向ける
  • キャッチャーマスクを外す
  • 落下点まで行って捕る

また、キャッチャーフライはフェアグランドに戻る回転がかかっているため、自分の前方に落下点が来るよう待ちましょう。

カバーリング

万が一のエラーを防ぐのがカバーリングです。

「重いキャッチャー防具をつけながらってダルいなぁ」

なんて思うかもしれませんが、そんなこと言ってられません。

内野手からのファースト送球や牽制の返球など、キャッチャーもカバーリングに参加しましょう。
(ランナーがホームに走ってくる可能性がない場面のみです。)

キャッチャーが走るカバーリングは

1塁カバー

ランナー無し(ランナー1塁)で内野ゴロ、又は2アウトランナー3塁の場合の1塁送球

2塁返球カバー

2塁牽制したときのセカンド・ショートからピッチャーへの返球

3塁カバー

ランナー1塁でサード側にバントしたとき

の3パターンです。

キャッチャー防具について

カバーがダルく感じる原因No.1が、「防具をつけるととても走りづらい」ことだと思います。

とりわけチームに元々あった防具を使っていると、軽量化されていないヒモはユルユルだわで走れたものではありません。

「カバーした方がいいのはわかってるけど、ダルさには勝てない」ときは、軽い防具を使うことをオススメします。

現在販売されている防具と10年前の防具では重さ・動きやすさに雲泥の差がありますので、ぜひ検討してみてください。

まとめ

キャッチャーをする上で抑えて欲しい基礎は次の6つです。

  1. 足は肩幅より広く開き、左足のかかと、つま先、右足のつま先でバランスを取る
  2. 捕球は体の近くで、捕った位置で止める
    ワンバウンドしたら膝をついてブロッキング
  3. 送球がありえる場面では左膝に体重をかけながら捕る
  4. ゴロ処理はミットでボールの進行を止める
  5. フライはフェアグランドに背中を向けて
    打球を常に自分の前方に置く意識
  6. カバーリングはダルかもしれないけど頑張ろう

基礎を繰り返し練習し、勝てるキャッチャーになりましょう!

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