【ゴロが捕れない?】基礎的な練習方法と打球への入り方を解説 バウンドが合うよ

  • 正面に入ってるのにバウンドが合わない
  • 捕ろうとするとボールが跳ねてきて怖いんだけど
  • 地を這うようなゴロにどう合わせて良いかわからない!

アウトを取るために必要なゴロ捕球ですが、意外と教わることは少なかったのではないですか?

筆者の小学生時代も、「正面に入って」「低い姿勢で」「グローブを下から使え」などザックリした教えだけでした。

バウンドの合わせ方やグローブの使い方、タイミングの取り方は、しっかりしたチームでない限り、詳しく教えてもらえないことも多いですよね?

そんな状態では基礎が出来上がらず上手くなりにくいですし、試合中「ボールが来ないでくれ」と思いながらプレーしても楽しくないですよ。

そんな「ちゃんとしたゴロ捕球の基礎を固めたい」あなたにゴロ捕球の超基本から、ネット上で言われるコツのまとめ、自信の経験から得た感覚をお届けします。

球歴13年で内外野両方経験しているので初心者からは脱却しています。

本記事を読むと

  • ゴロ捕球の基本がおさらいできる
  • 監督やコーチが教えてくれないコツ、上手い人が意識するポイントがわかる
  • 現在も内野を守る筆者の経験をもとにした感覚があなたの守備のヒントになる

ようになりますよ。

今回の内容を実践し、ゴロ捕球の基本を抑えて、うまくなる下地を作ろう!

※ゴロの捕り方はこちらの記事で解説しています。まず捕り方を知りたい人は⤵︎こちらから読みましょう。

また、外野手のゴロ捕球についてはこちらで詳しく解説しています。

高校時代トンネルしてサヨナラ負けの戦犯になった筆者が、その後研究を重ねたエッセンスが詰まっていますよ。

基礎練(まずはコレ)

これから紹介する練習では、基本的に

  • コロコロしたバウンド
  • ショートバウンド

のどちらかで捕ります。

しかし、「ショートバウンドが怖くて苦手」な人がいるのも事実。

そんな人は、まずショートバウンドの練習をしてからゴロ捕球の練習に臨みましょう。

上手くなるスピードが上がりますよ。

正面(基礎の基礎を練習したい人はオススメ)

自分の体の前でゴロを捌く姿勢です。

ポイントは

  • 太ももが地面と水平になるくらい膝を曲げる
  • 足は左右で前後にずらす
  • グローブは立てて、地面につける
  • ボールを下から見る意識

です。

足腰の強化と送球につなげるため、右側のゴロも左側のゴロと同じように捕りましょう。

↑の捕り方で、コロコロバウンドのゴロと、ショートバウンドの2種類を練習します。
もしゴロを転がしてくれる相手がいないなら、壁に当てて転がしましょう。

片足シングル(より実践的な練習をしたい人にオススメ)

いわゆる動きながら捕るときの姿勢です。

コツは

  • グローブ側の脚に全体重をかける
  • 反対の足はつま先を地面につけるだけ
  • グローブは足の前に、立てて置く
  • 顔を近づける

ことです。

こちらもコロコロバウンドのゴロと、ショートバウンドのゴロを練習しましょう。

バウンドが合わなそうなときでもうまく合わせて送球につなげられるようになりますよ。

逆シングル(捕球範囲を広げたい人にオススメ)

正対して捕れない打球が来たときは、逆シングルの方が捕りやすいです。

逆シングルの姿勢は

  • 打球が来るラインに対して垂直に体を向ける
  • 投げる側の足を後ろに引く
  • グローブを持つ側の脚は、地面と水平になるくらい曲げる
  • グローブは足の前に、立てて置く

ことで作れます。

こちらも、コロコロバウンドのゴロと、ショートバウンドを練習しましょう。

※逆シングルのときも、ボールを下から見る意識で顔を近づけましょう!

「逆シングルでグローブが上から出ちゃう」、「バウンドの合わせ方がわからない」人はこちらを読みましょう。

正面捕球をちょっと変えただけで捕れるようになりますよ。

バナナ(ゴロへの入り方を練習したい人にオススメ)

静止状態でゴロがとれてきたら、次はゴロ(打球)に入る練習をしましょう。

バナナをすると、ゴロへの入りがうまくなります

バナナとは

ゴロがくるラインに対して、右投げなら右から(左投げは逆)側からゆるいカーブを描いてゴロに入る練習です。
※初心者の方はコロコロバウンドのゴロでやることをオススメします。

やり方は

カーブを描いてゴロに入ったら、(右投げの場合)

  • 左足が地面に着く直前か着いてからゴロを取り
  • 捕った勢いのまま右足を左足の前に出してステップし
  • 送球動作に移る

といった流れです。

巨人の坂本選手のノックです。
右手側(動画左側)からゴロのラインに入って捕球していますね。

内野手はゴロを捕ったらファーストに投げることが多いので、とても有効な練習です。

壁当て(飽きた人向け&基礎練の確認)

これまで紹介してきた練習は、毎日やって欲しいくらい基礎が詰まっています。
しかし、地味で退屈なのも事実です

そんな「基礎練に飽きた」人たちにオススメなのが”壁当て”です。

壁当てとは、

小学校のグランドや、公園にある壁に向かってボールを投げ、跳ね返ってくるゴロを捕る

練習です。

壁当てがオススメな理由は4つあります。

  1. 自分の練習したいバウンドが捕れる
  2. どの角度で当たればどう跳ね返ってくるかがわかってくる
  3. ノックほど打球が速くないので、怖くない
  4. 打球への入り方の練習にもなる

つまり、”壁当ては、基礎練でやった内容を確認する場”なのです。

壁当てでいろんなバウンドを捕る練習をしたら”捕球の引き出し”が増えますよ。

5:48〜の”横振り”はもっと実践的に練習したい人にオススメです。

以上がゴロ捕球のための練習方法でした。

意外と一人でもできる練習が多いので、時間を見つけて試してくださいね。

ファーストの守備について知りたい人はこちら

セカンドの守備について知りたい人はこちら

サードの守備について知りたい人はこちら

ショートの守備について知りたい人はこちら

超速い打球がきたら

内野、特にファーストやサードを守っていると、火を吹くように速い打球が飛んでくることがありますよね。

そんなときはグローブを膝より下に構えておくと、トンネルを避けることができ、バウンドが合わなくても体に当てて前に落とせますよ。

グローブは下から上に動かす

というのは、速い打球のときほど徹底しましょう。

速い打球への対応方法を解説しています。

捕球、握り替えの向上に板グラブ

練習用グローブは数多くありますが、ぺったんこになった”板グラブ”というものもあります。

板グラブを使うと

  • 強制的にポケットで捕る練習になる
  • 右手を添える癖がつくから握り替えが早くなる

というメリットがあります。

現代野球における守備の名手、西武の源田選手も使う板グラブ。

ぜひ一度使って練習してみてはいかがでしょう?

捕球・握り替えが上手くなる!
板グラブのメリット、練習方法はこちら→

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