実は合理的!ジャンピングスローのやり方・コツ解説 諦めてた逆シンの打球をアウトに

  • デレクジーターみたいにアクロバティックなジャンピングスローをしたい!
  • 三遊間に来た打球をアウトにできる自信がないなぁ、、、
  • 肩が弱いんだけど、守備範囲を広げるために何かできないかな

内野手、特にセカンドやショートを守っていると↑そう思う場面が多いのではないでしょうか。

監督やコーチは未だ「派手なプレーは要らん!」と怒るでしょうが、必要な場面も出てきます。

しかしジャンピングスローができないと、セカンドにとっての二遊間や、ショートにとっての三遊間の打球は永遠にアウトにできないでしょう。

そんなあなたに、本記事ではジャンピングスローが必要な理由とやり方・コツ、練習方法を解説します。

小学校(軟式)から高校(硬式)まで野球を続け、現在も草野球で内外野を守る筆者が伝授します。

この記事を読むと、

  • ジャンピングスローのためのステップ、体幹から指にかけて上半身の使い方がわかる
  • 習得のために効率のいい練習方法がわかる

ようになります。

ジャンピングスローを身につけて、二遊間や三遊間の打球をアウトにし、指導者や周囲の選手に「スゲェ!」と言わせましょう!

ジャンピングスローとは

そもそもジャンピングスローってなんなのでしょうか?

YouTubeやインスタを見ていると、”ジャンピングスロー”と題名にあるのに、ランニングスローのことを話していたり、なんてことがよくあります。

本記事でジャンピングスローの定義は

  • 逆シングルでゴロを捕球
  • 打球の方向と送球の方向が逆
  • 捕球した後にジャンプして送球

するプレーとします。

↑こんなプレーです。

使う場面

ジャンピングスローは内野で使うことが多いプレーです。

  • セカンド守備で二遊間の打球、ファーストに送球
  • ショート守備で三遊間の打球、ファーストかセカンドに送球
  • サード守備で三塁線の打球、ファーストかセカンドに送球

1試合に1つは来る打球が多いですね。

実は合理的!?なプレー

実際に野球をしていると、監督やコーチから

”ジャンピングスローなんて派手なプレー要らないから、正面で捕って確実にアウトにしろ!”

なんて言われますよね。

筆者の学生時代も同じでした。

しかし最近、”そもそも守備はアウトにするためのものだからアウトを取るためにプレーを選択しろ”という風潮になってきています。

要は、守備は根性じゃなく合理的にやろうという流れになってきているのですね。

実際にジャンピングスローを必要とする場面では、

打球を追う方向と送球の方向が逆

であるため、踏ん張って投げていたら大きなタイムロスになってしまいます。

さらに、踏ん張りが原因で重心が低くなり、体重移動がしにくい体勢になりがちです。

体重移動が十分でないと強い送球ができないのは明白ですよね。

以上の難点をクリアするために

  • 踏ん張る時間をかけず
  • 空中で投げる体勢を作り、体重移動に頼らない

ジャンピングスローが有効です。

やり方・コツ

ジャンピングスローは、自分から見て右側の打球を逆シングルで処理する場合に必要です。

そのためステップは

左(捕球)→右→左(ジャンプ)

で踏みましょう。

また宙に浮いているときに、肩を投げる方に向け、手を耳の近くに持ってくることで体勢を整えます。

投げる準備ができてからボールをリリースするまでの動きはスナップスローと同じです。

動画内でクーニン氏が言ったように、うまくなるためのコツは

  1. 顔を投げる方に向ける(体重が乗る)
  2. 自分から見て左側に投げる意識(ランニングスローと同じ)

の2点です。

特にジャンピングスローは何も意識しないと右側にそれやすいため、左側に引っ掛けるくらいがちょうど良いでしょう。

練習方法

ジャンピングスローを習得するためにおすすめの練習は次の3つです。

スナップスロー

ジャンピングスローで必要な

送球のための姿勢と腕の使い方

を身につけるために必須の技術です。

というよりも、スナップスローという基本ができて、初めてジャンピングスローという応用ができるようになるので、まずはここからスタートしましょう。

スナップスローのコツは

  • 股関節を回して動かす
  • 音楽フェスでタオルを回すように腕を回す

ことです。

スナップスローについて詳しく知りたい人はこちら

バットを持って前足上げスイング

「守備の練習なのにバット?」

と思うかもしれませんが、ジャンピングスローを身につけるにあたり、とても有効な練習です。

スイングする上半身の(右打ちなら左側に回す)動きと、前足(右打ちなら左足)を上げる動きは、そのままジャンピングスローにおける体の使い方になります。

足で踏ん張れないスローイングでは、

右腕と左足を体の中心に寄せて回転する

ことで力が生まれ、送球が伸びますよ。

ハンドボールの投球動作

勘の良い方なら気づいたかもしれませんが、ジャンピングスローの動きとハンドボールの動作はとても似ています。

特に

ジャンプして空中で体勢を整える

動作はこの練習で身につけやすいでしょう。

まとめ

ジャンピングスローについての解説は次のとおりです。

今までできなった動作を身につけて、アウトを諦めていた打球をアウトに変えましょう!

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