【難しいセカンドの技術】バックトスのコツ5点と練習方法で鉄壁の守備に!

  • セカンドのゲッツーでカッコよくトスができるようになりたい!
  • 正面の打球を捕ってスナップスローするだけじゃなく、バックトスもできたらもっとゲッツーを取れるのに
  • 楽天の浅村みたいに華麗なバックトスでキャーキャー言われたい!

セカンド守備をしていて、ゲッツーをとるならトスか回転してスローイングか、という感じですが、レパートリーがそれだけだと心もとなくないでしょうか?

特に正面気味の打球を捕って回転してスナップスローをしても、ランナーが俊足だとアウトにしづらいですよね。

そんなあなたに、小学校から高校まで野球を続け、セカンド経験のある筆者が

ゲッツーを高速で取れるバックトスの

  • コツ
  • 使いどき
  • 練習方法
  • お手本にしたいプロのプレー

を紹介します。

本記事を読むと

  • チームでは習わないバックトスのやり方が細かくわかる
  • 実戦でバックトスを決められるようになる練習方法がわかる
  • 試合でバックトスを使って華麗にゲッツーが取れる

ようになりますよ。

速く正確にアウトを取る技術を身につけて、セカンドのレギュラーになりましょう!

セカンド守備をまとめて学びたい人はこちら⤵︎

バックトスを使う場面・理由

「セカンド正面の打球は、普通に捕って切り返してからのスナップスローでよくない?」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、もしランナーが俊足だった場合はどうでしょうか?

ゴロがバウンドしている間にもランナーはセカンドベースに近づき、捕ったときにはもうスライディングしていた、なんてことが多いのではないでしょうか。

その場合、悠長に捕って握り替えスローイング、なんてしていたらアウトを取れませんよね。

ということでバックトスは

  • 正面から左に1、2歩または右側だけどセカンドベースに近すぎない位置の打球を
  • スナップスローをするよりも速くアウトを取りたい

場面で使える技術である、といえます。

もしくは、ファーストベースとセカンドベースを結んだ線よりも前で捕球して、切り返して投げるのが体勢的にキツい場面でも使えますよ。

ボールの握り方は?

スライディングやスナップスローなど、どんなプレーにも細かい技術が詰まっているように、バックトスにも細い技術が満載です。

そのひとつが、ボールの握り方です。

もしかして、「鷲掴みで良いんじゃね?」と思っていませんか?

OKで握ろう

実はバックトスの際は、鷲掴みだとボールのコントロールがつけられません。

というか、小指あたりがボールが引っかかってあらぬ方向に飛んでいってしまいます。

バックトスの際の握りのコツは

  • 親指と中指で支えて、薬指は添えるだけ、小指は浮かす

ことです。

また、リリースの際は人差し指の内側かつ先の方でリリースするイメージを持つと、スムーズにトスできますよ。

バックトスの体の使い方

バックトスの腕の使い方は独特ですよね。

野球のよくある動作である投げる・打つ・走る、だけしていたらあんな動きをしません。

肘から押し出すイメージ

こちらの動画でも述べているように、

  • ダーツの要領で手首を使わず
  • 肘から押し出すイメージで
  • 人差し指の内側かつ先の方でリリースするイメージ
  • 右腕と左腕をセパレートする(広げる)イメージで

やると良いですよ。

また、こちらの動画では、腕は伸展と回旋の動きをすると解説しており、非常にわかりやすいですね。

【打球方向別】体の使い方

ただし、バックトスは腕だけでやるとブレが大きくなるため、体全部を使ってすることをおすすめします。

体全部を使ってトスするコツを、打球方向別に解説します。

真正面から右

正面から右(セカンドベース側)の打球については、通常の捕球と同じく

  • 足を右→左と踏んで捕球
  • 捕球した手の位置でボールを握る
  • 右足→左足の順にセカンドベース側に踏み出して
  • ショートの左胸を狙ってトス

します。

この動作はバックトスの基本です。

また、トスした後はショートのスローイングの邪魔にならないよう、右後ろ側(=ショートのスローイングの邪魔にならない場所)に逃げるようにしましょう。

ちょっと左側

打球が正面より少し左側に飛んだときも、基本的に正面と同じ動作ですが、正面の打球を捕るときより強めにステップしてセカンドベースにトスしましょう。

強めにステップした分、右後ろ側には楽に移動できますよ。

ベースより前

ベースより前の打球を前進して捕球した際は、まず普通のバックトスと同じスピードでトスすることを諦めましょう。

足のステップを使えないため、どうしても球威は落ちます。

ただ、腕の使い方である

  • ダーツの要領で手首を使わず
  • 肘から押し出すイメージで
  • 右腕と左腕をセパレートする(広げる)イメージで

トスする、ということはできるので、この3点だけでも意識しましょう。

バックトスの練習方法

バックトスの練習に付き合ってくれる相手がいると良いのですが、なかなかそういうわけにもいきません。

そこで、一人でもできるバックトスの練習方法をお教えします。

(お家で)壁あて

「家の壁に当てたらお母さんに怒られる」

という意見もあるかと思いますが、百均で売っているようなゴムボールを使えば問題ありません。

特に、壁ではなく押し入れに布団を入れた状態で、段ボールで作った的を置いてやる分には大丈夫ですよ。

キャッチボール

「一人でできる練習方法を紹介するんじゃないの?」

という声が聞こえてきそうですが、ある程度バックトスの基本ができてきたら(=カタチになってきたら)、数球くらいは相手も許してくれるでしょう。

ノックなどの実践に入る前に、実際のボールで、グラウンドでやってみる感覚を掴みましょう。

ノック

試合で使えるようにするには、ノックで試しましょう。

もし「ふざけてるのか!」と注意されたら

「俊足のランナーでもゲッツーをとるための練習です!」

と胸を張って答えましょう。

【これぞプロ】バックトスのお手本

最後に、バックトスのお手本として、プロのプレーをみましょう。

体の使い方、足の使い方が分かってから分析すると、参考になりますね。

浅村選手のバックトスはよく取り上げられますよね
「やっぱプロは違うな」と思っちゃいますね。

まとめ

バックトスについて、使うべき場面と成功させるコツを紹介してきました。

以上がバックトスのポイントとなります。

守備のレパートリーを増やして、セカンドのレギュラーを掴み取りましょう!

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