- そこはタッチプレーだろ!って監督に注意されたけど理由がわからない。
- なんでセカンドへの盗塁はタッチするのに、内野ゴロはファーストが送球を捕るだけで良いの?
- 野球やってるけど、正直ルールがよくわかんない。でも今更チームメイトに聞くのも恥ずかしい。
ルールが複雑なのが野球の特徴ですが、プレーしている選手ですらわかっていないということもよくありますよね。
しかし、タッチプレーとフォースプレーどちらでアウトを取れる場面か頭に入れてプレーしないと、余計な失点をしてチームの敗北にもつながります。
「自分のせいで勝てる試合を落とした、、、」なんて思いたくないですよね?
そこで今回は、小中高と野球を続け、社会人になった現在も草野球を楽しむ筆者が
- タッチプレーとフォースプレーの違い
- フォースプレーでもアウトにできる条件
を解説します。
また、ランナーの状況別にタッチプレーかフォースプレーかのクイズも用意したので、頭の整理に使ってください。
本記事を読むと
- 今まで理解できていなかった、タッチプレーにするべきか、フォースプレーにするべきかの違いがわかる
- ランナーの状況別にタッチプレーかフォースプレーか自分で判断できる
- 失点につながる無駄なミスが減る
ようになりますよ。
より野球に詳しくなって、チームの主力選手になりましょう!
目次
タッチプレー、フォースプレーの違い
野球を始めたばかりの人は特に、タッチプレーとフォースプレーの定義もよくわからないことが多いです(実際、筆者も野球を始めて2年くらいはわかっていませんでした)。
そんな「言葉として聞いたことはあるけど、どんなプレーかわからない」あなたのために違いを解説します。
タッチプレー

タッチプレーはその名のとおり、ボールを持っている野手がランナーにタッチすることでアウトにするプレーのことです。
タッチの際は、ボールを持っている側の手でタッチしましょう。
よくセカンドに盗塁したときにショート(セカンド)がランナーにタッチしますが、アレがタッチプレーです。
フォースプレー

フォースプレーは、ランナーにタッチせずともアウトにするプレーのことです。
例えば、サードがゴロを捕って1塁に投げ、ランナーが到達する前にファーストが捕るとアウトになりますね。
それでは、タッチプレーでなければいけないときと、フォースプレーでアウトにできるとき、何が違うのでしょうか?
原則はタッチプレー、条件がそろうとフォースプレー
原則はタッチプレー
まず第一に覚えてほしいのが、野球の原則は「タッチプレーでアウト」です。
ランナーがどこのベース(安全な場所)にもいない状態でタッチされると、自動的にアウトになります。
フォースプレーでアウトにするための条件
「フォースプレーでアウトが取れるときはランナーに進塁義務があるときです。」
なんて急に言われても「?」となりますよね。
しかし、「進塁義務」の意味を理解すると「なるほど!」と理解できるので、もう少し頑張りましょう。
進塁義務とは、ランナーの後ろの走者が全て埋まっていると発生する義務で、この場合ランナーは絶対に次の塁に進む必要があります。いわば、「後に引けない状況」だと思ってください。
例えばランナー1塁でバッターが内野にゴロを打ったときは、1塁ランナーとバッターランナーは次の塁に進む義務があります。
すると、野球の原則はタッチプレーですが、
- 1塁ランナー:2塁に行く義務があり、1塁に戻れない
- バッターランナー:1塁に行く義務があり、ホームベースに戻れない
となり、1塁ランナーなら2塁に、バッターランナーなら1塁に先にボールが到達してしまうとランナーは行き場を失うのです。
「であればタッチするまでもなくアウトで良いね」
ということになり、ボールを持った野手が2塁(1塁)を踏むとアウトになるのです。
タッチプレー?フォースプレー?どっちなーんだい!?
野球は原則タッチプレーで、ランナーの後ろが詰まっているときはフォースプレーだと解説しましたが、いまいちピンときていない人も多いのではないでしょうか?
そこで、ランナーの状況別にタッチプレーかフォースプレーかどちらでアウトを取れるか問題を作りました。
状況と動画を載せたので、自分の想像と合っているか確認してくださいね。
ランナー1塁でサードゴロ、セカンドに送球した場合
送りバントや内野ゴロでゲッツーが想定される場面ですが、セカンドベースではタッチプレーでしょうか、フォースプレーでしょうか?
ランナー1、3塁でファーストゴロ、ホームに送球
ホームに送球するということは、3塁ランナーをアウトにしたいということですが、タッチが必要でしょうか、フォースプレーでいいでしょうか?(タッチするのはだいたいキャッチャーです)
答え)3塁ランナーの後ろは詰まっていない(1塁と2塁の両方にランナーがいるわけではないから)ため、ホームではタッチプレーとなります。
少年野球ではこの状況でキャッチャーがタッチし忘れることが多いので、注意が必要です。
ランナーなし、ライト線へのあたりでバッターランナーがセカンドベースへ
ランナーがいない状況でツーベースヒットを狙ったバッターランナーをアウトにするプレーです。
それにしても、アーロンジャッジの強肩はすごいですね、、、
そのほかの問題はこちらを参照⤵︎