- 出すだけで打球が入ってくるグローブがあればなぁ、、、
- あと一歩、球際に強くなれたら試合に出れる!
- 今まで諦めていた三遊間のゴロをアウトにしたい!
こんなワガママな願いを叶えてくれるのが掴み捕りのグローブであり、最近はプロ野球選手の間でも流行しているって知ってました?
ヤクルトの山田哲人選手(ドナイヤ使用)、巨人の岡本和真選手(ローリングス使用)、西武の外崎修汰選手(ウィルソン使用)など、各球団のレギュラー選手も使用しています。
もちろんメジャーリーグでも、選手の体格やバッティング理論の進歩から打球が強く速くなっているため、ガッチリ掴める大きめのグローブが主流です。
学生野球や草野球においても、守備(特に捕球)に不安のある選手なら、グローブを大きく捕りやすいモノに変えただけでエラーが減るなんてこともザラにありますよ。
今回は小学(軟式)〜高校(高校)まで野球を続け、現在も草野球を続ける筆者が大きめグローブの良さについて解説します。
本記事では、
- 掴み捕りグローブのメリット・デメリット
- 自分で選ぶときに参考にすべき基準
- おすすめメーカー
をご紹介します。
この記事を読み終わる頃には、掴み捕りグローブ独特の安心感がわかりますよ。
目次
掴み捕りグローブで守備が安定する理由3選
「掴み捕りグローブで守ると守備が安定する理由なんて1つしかないんじゃないの?」
と思いますか?
実は掴み捕りグローブを使うと意外なところまで安定しますよ。
掴み捕りグローブのメリットを3つ紹介します。
ボールが入りやすい
掴み捕りグローブのメリットはなんと言っても「ボールが入りやすい、掴みやすい」ことです。
特にシングルハンドキャッチでは「打球にグローブを伸ばせば捕れる」くらい捕球ゾーンが広く、がっちりボールを捕れます。
単純に、当て捕りよりも指の力が伝わり、グローブを閉じて捕りやすいため、ボールを逃しにくいですからね。
セカンド用の小さく平べったいグローブと外野手用を比べると、外野手用の方が捕れる面積が大きくがっちり掴めることからもイメージがつきやすいと思います。
特に初心者の方はまだ捕球に慣れていないですよね?
ゴロ捕球やフライ捕球に不安がある内は、しっかり手で掴めるグローブがおすすめですよ。
強い打球でも負けない・弾かない
掴み捕りグローブのほとんどは大きく、小さいグローブより長さ、体積があるため強い打球でも勢いを吸収して捕球できます。
特に最近のグローブは良質な皮を使用していたり、グローブの指先を補強する加工がされていたりするため、「グローブに当たりさえすれば勝手にポケットに収まる」ものが多いですね。
ボールがポケットに収まりやすいから握り替えしやすい
「ポケットが深い分、握り替え時にボールを探しづらそう」
という意見もありますが、実はそんなことないのです。
ポケットが深めということは、打球がグローブのどこに当たっても最終的にポケットに収まります。
ですから握り替えの時はとりあえずポケットに手を伸ばすとボールに触れることができますよね?
握りかえで細かいことを考えなくて良い点も、掴み捕りグローブの魅力ですよ。
(参考)こんな人は向いてないかも、、、
これまで掴み捕りグローブのメリットを紹介してきましたが、実はあまりおすすめできない人もいます。
その特徴は
- 二遊間を守り、とにかく当て捕りで小さいグローブが好きな人
- 捕球は自信があるから握り変えの速さだけに集中したい人
です。
また、掴み捕りグローブは大きい標準か大きいサイズであることが多いため、重さが気になる人は、実際にショップに行って試してみるのも良いでしょう。
特に繊細な感覚を求める人は慎重に検討してくださいね。
(参考2)超速い打球の捕り方
掴み捕りグローブが気になっているということは、サードのように打球が速いポジションを守ることが多いのではないでしょうか。
サードはホットコーナーと言われるように、殺◯的な打球がよく飛んできますが、最初からグローブを膝下に構えておきましょう。
グローブを膝下に構えておくと
- グローブが地面についているから、低く速いいバウンドの打球でもトンネルしない
- 急に跳ねてもグローブを下から出せるから対応できる
ようになりますよ。
【選び方】掴み捕りグローブを選ぶときは〇〇を見て!
せっかく新しいグローブを買って試してみるのに、選ぶ基準がわからず失敗したくないですよね?
しっかり自分で選ぶため、掴み捕りグローブを選ぶときに抑えておきたい基準は
- サイズ
- 指先の強さ
- 重さ、操作性
です。
1つずつ解説します。
サイズ
一口に大きめと言ってもメーカーによって表示方法が違います。
例えばミズノなら、内野手用で大きいと10、ローリングスだと内野手用で大きいと11.75など、本当にバラバラです。
スワロースポーツさんでまとめているので、詳しく気になる方はこちらを参考にしてくださいね。
指先の強さ
最近は選手の体格が良くなり、バッティング理論も発展してきたため、打球がメチャクチャ速いです。
ほんと、”殺人的”と言えるくらい強烈な打球が飛んできます。
しかも軟式だと”ビヨンドマックスレガシー”が普及したため、目で追うのも大変なくらいです。
そんな”殺人的”な打球を捕るには勢いに負けない、強いグローブがいいですよね。
現在ではウィルソンのデュアルテクノロジーのように、ボールを掴む際に強く力が入るような加工がされたグローブがあるので、”打球に強い”グローブを選びましょう。
重さ・操作性
捕球する際、捕りやすいバウンドまで腕と手を使ってグローブを持っていきますよね?
その際いかにストレスなく、自然に出せるかが重要になります。
そしてグローブの重さは出しやすさにつながるため、購入する前にある程度感覚を掴んでおいた方がいいでしょう。
加えて、単純な重さだけでなく
「先っぽの方が重いな」
「手元に重さがあって重量の割に動かしやすい」
といった細かい部分も理解しておくといいですね。
掴み捕りグローブの初歩!おすすめ3選!
これまで掴み捕りグローブのメリットデメリット、選び方をお伝えしてきましたが
「言葉だけじゃわからないから具体例を教えて」
「ネットとかショップを見て回るの面倒臭いからおすすめを教えて」
という方のため、おすすめの大きめグローブをご紹介します。
発売当初から売れているグローブ達ですので、損したくない人はぜひ参考にしてください!
Wilson(ウィルソン)86型
86型は西武ライオンズの外崎選手が使用している型の1番基礎になっています。
基礎である分、使う選手を問わずガッチリ掴みやすいモデルですので、入門編にピッタリでしょう。
もちろん、ウィルソン独自のデュアル構造も搭載しているため、掴む際に力を入れやすく、ボールを逃さず掴めますよ。
派生していった87型が売り切れ続出で86も次々と売れているため、気になったら行動は早めがいいでしょう!
硬式用はAmazonには無く、楽天にしかありませんでした(めっちゃ売れてる)、、、

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ミズノ グローバルエリート∞NEO(インフィニティネオ)内野手5
「そこそこの値段で高品質」なグローバルエリートの、2022年最新モデルです。
こちらは掴み捕りのしやすさに加えて大きさもあるため、これまでの内野手用より打球が収まりやすく、こぼしにくくなっています。
「オールラウンドでもいけるんじゃないか?」と思うくらい大きいですので、
「まだ捕球に不安がある」
「送球は得意だから捕球に安心感が欲しい」
人にはおすすめですよ。
Rawlings(ローリングス)HOH HACKS CAMO
一昨年から日本球界でも使用者が増えている、ローリングスからの紹介です。
プロの選手が選ぶのは
「選手の体格が良くなり、打球が強くなってきたから対応するため」
という理由が多いですね。
それだけ打球に対する強さ、キャッチのしやすさが優秀なんですよね。
こちらはオールラウンド用ということで、サードやショートで使うと良いでしょう。
特に「三遊間の打球をアウトにできない、、、」と悩んでいる方は、
グローブを変えるだけで捕球しやすくなりますよ!(現役サード視点)
Yahoo!には2022モデルもありましたよ(2021モデルからデザインが変更されました)。


まとめ
内野手で「出すだけで捕れるグローブないかな〜」と思っている方は掴み捕りのグローブがおすすめです!
- 指の力が伝わりやすいからグローブを閉じやすい、ボールを逃しにくい
- サイズが大きいモデルが多いため、強い打球でも勢いを殺せるから負けない
- ポケットに収まりやすいから実は握り替えしやすい
- 掴み捕り入門編はウィルソン86型。
(人気すぎて品薄、買えたあなたはラッキー) - ミズノグローバルエリートにも2022最新モデルあり
- ローリングスHOHはサード、ショート向け
西武ライオンズ外崎選手も掴み捕りグローブを愛用していますね。