- 板グラブが良いらしいけど普通にグローブで練習すれば良くない?
- 捕球が壊滅的だから板グラブで何とか上手くなりたい
- 西武の源田選手とか、メジャーリーガーが使ってるから、俺も使って上手くなりたい
捕球が苦手な人はグローブの使い方が硬いことが多く、よく打球に衝突するのではないでしょうか。
捕球が安定しないと、守備中の不安が大きくなり、送球にも悪影響が出ることは目に見えてますね。
そこで今回は、守備、特に捕球に不安を抱えるあなたのために、多くのプロやメジャーの選手が使う板グラブの
- メリット
- 練習方法
- こんな人にオススメ
の3点を解説します。
本記事を読むと
- 板グラブで上手くなる方法がわかる
- 捕球が柔らかくなる練習がわかる
- 自分にピッタリの板グラブを見つけられる
ようになりますよ。
板グラブで練習して、メジャーリーガーのような柔らかい捕球を身につけましょう!
目次
今すぐ板グラブのメリットを知りたい、板グラブが欲しい人に向けて
板グラブは守備練習に使う道具であり、特にゴロ捕球・握り替えが苦手な人におすすめのアイテムです。
軟式用はこちら⤵︎


板グラブのメリットは
- ポケットで捕球して、握り替えをスムーズにできる
- 捕球するまで目線をキープできる(普通のグローブより捕球が難しいから)
- 柔らかい捕り方(体全体を使い、勢いを吸収するような捕り方)になる
- ボールの正面に入り、グローブを垂直に出す練習になる
- ボールと衝突しないよう、打球に対して右から入る癖がつく
の5点であり、練習することで守備に難がある人のお悩みを解消してくれます。
板グラブを使った練習は近距離で投げてもらったり、ノックを受けたりすることであり、通常の練習を板グラブで行うと良いでしょう。
軟式用はこちら⤵︎


板グラブを使うメリット
「守備練習なら、素手かグローブでやれば良いじゃん」と思うかもしれませんが、あえて板グラブを使うメリットは何でしょう?
守備が上手い人やコーチは、次の5点のメリットを意識しています。
- ポケットで捕球して、握り替えをスムーズにできる
- 捕球するまで目線をキープできる(普通のグローブより捕球が難しいから
- 柔らかい捕り方(体全体を使い、勢いを吸収するような捕り方)になる
- ボールの正面に入り、グローブを垂直に出す練習になる
- ボールと衝突しないよう、打球に対して右から入る癖がつく
打球を弾かず、送球につながるような捕球を身につけられるということですね。
トクさんTVのトクさんも、だいぶ前から板グラブで練習しているとのこと⤵︎
【意識して】板グラブで練習する際のポイント3点
板グラブで練習すると捕球動作が上手くなることが分かりましたが、何も考えず練習して上手くなるわけではありません。
上手くなるために抑えたい練習時のポイント3点は次のとおりです。
- 手で円を描くようにハンドリング
- 捕球の前に左足のつま先を浮かせ、間をとる
- 右から左に重心を動かし、送球動作に近づける
1つずつ解説します。
手で円を描くようにハンドリング
プロの選手のように、柔らかく捕球できる人は何に秀でているのでしょうか?
西武の源田選手や巨人の中田選手を思い描くとわかるのですが、腕を動かすことでボールの衝撃を吸収しているように見えますね。
そう、柔らかく・確実に捕球するためには腕の動きをマスターする必要があります。
「捕球の際に衝突してしまう」
という人は、板グラブを使う際に手で円を描くようにハンドリングするとボールの衝撃を吸収する感覚が掴めますよ。
捕球の前に左足のつま先を浮かせ、間をとる
捕球の練習となると腕だけに意識を向ける人が多いですが、バウンドを合わせるために間をとることも同じくらい重要です。
実際に打球を受けるときと同じように、左足のつま先を浮かせて間をとり、バウンドを合わせましょう。
右から左に重心を動かし、送球動作に近づける
捕球だけで終わらず、送球動作まで練習しよう、という意味です。
左足で間をとれたら、捕球してそのまま踏み出すことでファーストへの送球と同じ動きになりますね。
筋力だけでなく体重移動をうまく使うことで、スムーズな送球を身につけましょう。
練習時のポイントの参考動画はこちら⤵︎
板グラブを使うべき人
板グラブを使うメリットを5点紹介しましたが、つまりこんな人⤵︎は板グラブを使って練習するべきですね。
- ボールを捕るのに慣れていない
- ゴロで捕球するべきバウンドがわからない
- 捕球時に良い音が鳴らない
- 握り替えが安定しない
- 打球に衝突する
まず、
「ボールを捕ること自体に慣れていない」
「ゴロで捕球するべきバウンドがわからない」
初心者は板グラブを使った方が良いでしょう。

グローブを使っていると変な捕り方でも捕れてしまうことが多いので、グローブに頼らない、根本的な基本を抑えることができます。
「ボールを捕ること自体に慣れていない」
「ゴロで捕球するべきバウンドがわからない」人にオススメの練習方法はこちら→
また、
「捕球時に良い音が鳴らない」
「握り替えが安定しない」
人は、ポケットでボールを捕れていないことが多いです。

常にグローブの同じ位置で捕球するために、板グラブの捕球スポットで捕る癖を身につけましょう。
もちろん、
「打球に衝突する」
人も、板グラブを使うと打球の右から入って捕る癖が付くので、柔らかく捕球できるようになりますよ。
「捕球時に良い音が鳴らない」
「握り替えが安定しない」
「打球に衝突する」とお悩みの人はこちら→
【板グラブで】オススメ練習方法
板グラブを使った練習方法は、大きく分けて3種類あります。
- 近距離で投げてもらう
- ノックバットで打ってもらう
- 捕ってからステップ
どれもありきたりなものですが、板グラブは捕球の基本を身につけるためのものなので、しょうがないですね。
近距離で投げてもらう
近距離で投げてもらうと、ボールがバウンドした瞬間にグローブを捕球位置に持っていく練習になりますね。
特に
「捕球するバウンドがわからない」
「どのタイミングでグローブを出せば良いかわからない」
人におすすめです。
ノックバットで打ってもらう
ある程度基礎ができている人は、板グラブでノックを受けましょう。
「常にポケットで捕る癖をつけたい」
「打球に衝突しちゃう」
人は、
- 板グラブの捕球部分(凹んでいるところ)で
- 打球に対して右から入り
- 打球を包み込むように捕球
するイメージを持ちましょう。
特に「打球の右から入る」ことは、送球にもつながる動作ですので、しっかり身につけたいですね。
捕ってからステップ
送球まで身につけたい人は、捕ってから投げる動作をしましょう。
一連の動作を繰り返すことで、より実践的な練習になりますよ。
おすすめ板グラブ3選
板グラブで練習すれば良いことはわかったけど、
「種類が多すぎてどれを使えば良いのかわからない」
あなたに、耐久性と価格を基におすすめを3つ紹介します。
ガッツリ練習したいなら丈夫な板グラブを、お試しや遊びでやってみたい方はそこそこの板グラブを選びましょう!
ローリングスTRAINING GLOVE
とにかく丈夫なローリングスの板グラブ。
普通のグローブと同じく革でできているため、軟式オールラウンダーのグローブ程の価格ですが、その分たくさん練習できますよ。
- 「通常のチーム練習でも使いたい」
- たくさん練習するから良いものを使いたい
なら、ローリングスの板グラブがおすすめです。
SKLZ トレーニング用ソフトハンズ
「ローリングスの板グラブは高すぎて手が出せない」
「遊び感覚だからそこまでじゃなくていいんだけどな」
というあなたは、SKLZの板グラブがおすすめです。
シンプルな設計なので使いやすく、公園で子供と野球をやる場合や、野球を始めたばかりの子供が使う場合にピッタリですね。
フィールドフォース キャッチングマスター
「板グラブは使いたいけど、そこまでお金を出せない」
「でも使うならたくさん練習したいし、耐久性がある板グラブが良い」
というあなたには、フィールドフォースの板グラブがオススメ。
ローリングスと同じように天然皮革を使っていますが、
- 手を入れる部分の作りが多少粗い
- ワンサイズの決め打ち生産なのでコストが抑えられている
ため、ローリングスよりもだいぶ低価格で手に入りますよ。
練習で普通に使えたので、個人的に1番おすすめです!
軟式用はこちら⤵︎


【実はブーム!?】「掴む」板グラブ
ここまで紹介してきた板グラブは全て捕球はせず、当てることで捕球が上手くなるアイテムですが、実は掴めるトレーニンググラブが流行っているのはご存知でしょうか?

こちらの白いトレーニンググラブは、年々打球速度が上がる野球界のために、しっかり衝撃を吸収し、掴んで捕球する感覚を養うための道具です。
特徴は
- コユニ(※)の捕り方に対応している
- 板グラブと違い、右手を添えて実践的に握り替え練習ができる
ことです。
合理的なトレーニングが次々生まれるアメリカで作られ、直輸入したアイテムですので、一度試してみるといいでしょう。
※コユニ:外野手のように、小指の穴に小指と薬指を入れてグローブを使う方法